今回は「フォニックスと発音記号のちがい」について説明します。
最近日本でも少しずつ浸透しているフォニックスと、昔からある発音記号。

この記事ではそんな疑問を解決します。
▶ ネイティブなら誰でも知ってる【フォニックス】解説とおすすめ教材6選
▶ フォニックスで英単語は書けない? ネイティブの子どもの自由な発想のスペル法
フォニックスとは
フォニックスとは英語のつづり(スペル)と発音の間のルール。
英語圏の子供たちに英単語の読み方を教える方法です。
フォニックスのくわしい記事はこちら↓


発音記号とは
あなたが学生時代に英語の授業で教わった発音記号は、正式には「国際音声記号」といいます。
「国際音声記号」をわかりやすく説明しているツイートがあったのでお借りしました。
ちな[naiðə]みたいな変な文字って何なのと思う人がいるかもだけど、あれはIPA(International Phonetic Alphabet/国際音声記号)という代物で、理論上あれを使うと各言語の発音を同じフォーマットでアルファベット表記できる優れもの。
多少読めるようになっとくと便利だよ。
— 虹星 (@etoile_larc) June 10, 2021
あらゆる言語を共通のフォーマットで表記するってすごくないですか?
フォニックス⇒特定の文字の組み合わせがつくる音のルール
発音記号⇒あらゆる言語の音を表せる記号
ちなみに普通のネイティブは発音記号を知りません。というか、学校で習いません。
英語ネイティブの夫に確認したら、
メリット·デメリット
フォニックスと発音記号、それぞれにメリット·デメリットがあります。簡単にみておきましょう。
フォニックスのメリット·デメリット
- 聞いた単語のスペルを予想できる
- 知らない単語の読みを予想できる
- 例外がとても多い
- 英語以外の言語に応用できない
発音記号のメリット·デメリット
- あらゆる英単語の発音がわかる
- 英語以外の言語に応用できる
- 記号が複雑で覚えにくい
- 記号がないと知らない単語が読めない
発音記号とフォニックスどっちがいいの?
発音記号とフォニックス、どちらが優れている劣っているということはありません。
むしろあなたの英語レベル、学習経験、好みで選んだ方がいいでしょう。
私個人の意見は、
フォニックス⇒子音の学習
発音記号⇒母音の学習
と使い分けるといいかな、と思います。
英単語のフォニックスと発音記号がわかる便利サイト
発音だけでなく英語学習にとても役立つサイト「YouGlish」を紹介します。
▽アメリカ発音、イギリス発音以外の英語発音も聞けます。これってかなり便利。
調べたい単語を打ちこんで「Say it!」をクリック。
▽今回は「Vaccine」を検索。
この単語は日本語のワクチンと全く発音が違うので要注意!
ネイティブがVaccineを発音するYouTubeビデオが出てきます。
▽Vaccineの意味、発音が近い単語、発音をチェックできます。
発音は上から、
- 現代発音記号
- 旧式発音記号
- フォニックス
あなたの英語学習のお役に立てるとうれしいです。

