この記事では「エアコンない部屋を涼しくする方法」をお送りします。
最近の夏はシャレにならないほど暑いですが、エアコンが付いていないお家やお部屋って意外に多いですよね。
エアコンを各部屋に付けると、かなりの出費になりますし電気代も馬鹿になりません…。
そこで、今回はエアコン以外で涼しくなる便利なひんやりグッズや小ワザをシェアします。
窓からの熱を防ぐ
部屋の熱の約70%は窓ガラスから入ってきます。
確かに日当たりの良い部屋の窓周辺は他の場所と比べて暑いですよね。
ですから、お部屋の暑さ対策は「窓」から始めると効果的。
窓用遮光シート

窓にペタッと貼るだけで、日差しをカットして窓からの温度上昇を抑える遮光シート。
UV対策にもなるので、屋内での日焼けが気になる方にもおすすめ。
簡単にはがせるタイプなら賃貸の方でも安心ですね。

遮光カーテン

断熱効果を期待するなら、遮光率99.99%以上の遮光1級カーテンがおすすめです。カーテンを閉ざすと人の顔が認識できないくらいの暗さになります。
昼間でも部屋の中が暗くなるので、お昼寝する赤ちゃんや小さいお子さんがいるご家庭でも重宝します。

日よけシェード

取り外しが簡単で、軽量な日よけシェード。
真夏にバルコニーや庭でくつろいだり、子どもを遊ばせるときに重宝します。
UV対策はもちろん外からの目隠しとしても利用できます。

打ち水
窓の外、ベランダ、玄関などに水をまく打ち水。
昔からある方法で、とても手軽にできます。
ちなみに、打ち水に適した時間帯は朝方と夕方。
- 朝方:地面の温度の上昇を抑える
- 夕方:熱くなった地面の温度を下げる
気温が高い時間帯に打ち水すると、かえって蒸し暑くなってしまうので要注意。
冷感インテリアグッズを使う
真夏の猛暑を少しでも快適に過ごすのに役立つインテリアグッズを紹介します。
冷感ラグ
肌触りはサラサラ、肌が触れた部分がひんやりする冷感ラグ
すべての接触冷感グッズは体の熱がモノに移動することで熱が逃げて冷たく感じるしくみです。
ですから、暑い部屋で温まった冷感ラグに触れても全くひんやりしません。冷感ラグは本来涼しいお部屋で使って、初めて効果を発揮します。
エアコンなしで冷感ラグを使うなら、冷感ラグ自体を冷蔵庫に入れて冷やすという裏ワザがあります。しばらくすると冷感ラグが温まってしまうので、また冷蔵庫へ。
冷蔵庫の臭いが付かないよう、冷感ラグはビニール袋に入れてくださいね。


い草マット·竹ラグ
天然素材の冷感がお好みならい草マットや竹ラグという手があります。
い草マットはお部屋の湿度調整や、空気の浄化さらに消臭をしてくれる優れモノ。また、い草の爽やかでなつかしい香りには癒やし効果も期待できます。
一方、竹ラグは通気性と放熱性が高く、綿と比べて-1度〜-3度ひんやり感じます。汗でベタつかずいつもひんやり快適に使うことができます。

部屋に熱がこもるのを防ぐ
空気の流れをつくったり、室内での熱の発生を減らしてお部屋の温度上昇を抑えましょう。
部屋の換気
窓を開けて換気をする時は、少なくとも2カ所の窓を開けて空気の通り道をつくる必要があります。
また、熱い外気を室内に取り込まないために、日中や直射日光が当たる窓を避けて換気します。
エアコンメーカー・ダイキンが紹介している、いろいろな換気方法はとても参考になりますよ。
扇風機·サーキュレーター
あなたは扇風機とサーキュレーターのちがいを知ってますか?
- 扇風機 = 人に向けて、広範囲にそよそよと風を送るのが目的。主に夏に使用。
- サーキュレーター = まっすぐでパワフルな風をだし、部屋の空気を循環させるのが目的。オールシーズン使用。
最近は扇風機とサーキュレーターを兼ねる商品がでてきてます。昼間はサーキュレーター、就寝時は扇風機など使い分けると便利ですね。


家電·デジタル機器の電源オフ
冷蔵庫、テレビ、パソコン、充電器などの機器は、手をかざすともわっとするくらい熱を放出しています。
使用しない機器の電源はこまめに切りましょう。
電源を切るわけにはいかない冷蔵庫については、
- 高温にならない場所への設置
- 十分な放熱スペースを確保
- 冷蔵庫内の整理整とん
などの放熱対策をおこないます。
料理や洗濯は涼しい時間帯
暑い日の食事はさっと茹でたり、炒めたりするだけの簡単レシピにして、煮物や揚げ物は熱気がこもるのでやめときましょう。
炊飯器から出る湯気も熱いですよね。ご飯は朝方に炊いて、昼食まで保温にしたり、パックして冷蔵庫にいれるといいかも。
洗濯機は大量の電力を使うため電源プラグやコードが熱をもちます。洗濯乾燥機はもっと大変で、本体がかなり高温となり部屋がめちゃくちゃ暑くなります。
洗濯物は午前中にやってしまいましょう。
体温を下げる

冷たいシャワー·水風呂
手っ取り早く涼しくなる方法といえば「水浴び」ですよね。冷たい水でほてった体を冷やしましょう。
心臓に負担をかけないよう、まずは手や足に水をかけて慣らすのを忘れずに!
メントール成分が入ったシャンプーやボディソープを使うとさらに爽快感アップします。
私はシーブリーズを初めて使ったときスースーしすぎて、このまま凍え死ぬんじゃないかって本気で思いました笑

ピンポイント冷却
保冷剤や冷たいペットボトルを太い血管や皮膚の薄い部分に当てると、効率よく体温を下げられます。
- 首
- わきの下
- 太ももの付け根
- 手のひら
- 足の裏
などの部分を冷やしましょう。
特に手のひらには「AVA血管」という太い血管が集まっていて、暑くなるとその血管が開いて、熱を放出してくれるそうです。
人間の体って良くできてますよね。
ネッククーラー
パッと見はヘッドホンにしか見えないネットクーラー。
小さいのにしっかり冷えるんです。しかもおしゃれなデザインばかり。
仕事、勉強、家事の間も首からひんやり。しっかり熱中症を防ぎます。
アイスバッグ
結露がなく、凍傷になるようなビリビリした冷たさもないので、うちの子どもたちは抱っこして寝ています。
使用前に水漏れを必ずチェックしてくださいね。
アイス枕
冷凍庫でカチカチに凍らせて使用するアイスノンは元祖アイス枕。私も子供の頃お世話になりました。
冷たさが10時間も持続するので朝までぐっすり。
結露が気になる方はタオルを巻いたり、アイス枕用のカバーに入れるといい感じになります。
冷却ジェルシート
暑さで頭がぼおーっとしていませんか?
そんなあなたは冷却ジェルシートで頭を冷やしましょう!おでこに貼れば、ひんやりスッキリ。
ただし、敏感肌には少し刺激が強いというレビューがあったので、思い当たる方はまずはパッチテストを。
からだを中から冷ます
夏野菜や南国で穫れるフルーツは体温を下げるというのはよく知られてますね。
夏野菜: なす、トマト、レタス、きゅうり、ゴーヤなど
南国フルーツ: バナナ、すいか、パイナップル 、グレープフルーツ、オレンジ、キウイ、メロンなど
これらの食材はカリウムや水分を豊富に含んでいて、利尿作用があります。尿と一緒に身体の熱も放出し、体温を下げてくれます。
かき氷と南国フルーツの最強の組み合わせ。美味しそう〜
体感温度を下げる
知っているようで、よく知らない「体感温度」についてまずは確認しときましょう。
体感温度とは、一般に暑いとか寒いとかで表現される身体の温度に関する感覚を数量的に表そうとしたものをいう。この感覚には環境条件(気温、湿度、気流・風速、熱放射)と人体条件(活動レベル(代謝量)と着衣量)が作用すると考えられている。そのほか、場合によっては健康状態、性別、年齢、慣れなども考慮すべき要素となる。
引用:コトバンク – 体感温度 –
体感温度は人それぞれなんですね。
冷感スプレー
ボディ用、シャツ用、マスク用、寝具用などいろいろな冷感スプレーがあります。
共通しているのはメントールのスーっとする感じで涼しくなること。
スプレーした瞬間より、少し経ってちょっと熱っぽい刺激がきて、その後冷たさがやってきます。
なので、かけすぎには要注意。敏感肌、皮膚が薄い、デリケートな場所に使うときは特に気を付けてください!


冷感インナー
レーヨンやポリエステルが入りでテロンとした冷感インナーは、薄手でさらっとしてるので夏にピッタリ。
汗をかいてもすぐ乾くので、1日中快適に過ごせます。
麻(リネン)素材の服
麻といえば大昔から使われている天然繊維のひとつ。
リネンの服は吸水・吸湿性が良く、サラッとした肌触りがとても心地いい。素朴な風合いも魅力。
麻素材特有のチクチクごわごわも今は改善されているようです。

クールタオル
液体が気化する時、周囲から吸収する「気化熱」を利用したクールタオル。
濡れタオルでもひんやりしますが、冷感タオルはひんやりの持続時間が長く、肌ざわりもよいです。
難点は、濡らして使用するので、首にタオルを巻くと服のえりが濡れて気持ち悪いことでしょうか。
冷風扇
水を含ませたフィルターに風を送り、気化熱を利用して体感温度を下げる冷風扇。
お部屋全体というより、一部分がスポット的に涼しくなります。冷風扇は机の上、テーブル、ソファ横など好きな場所へ持ち運べるので使い勝手抜群。
タンクの水をミスト状にして、ファンの風と一緒に噴出するので、どうしても部屋の湿度が上がります。換気をこまめにしてくださいね。

まとめ
今回はエアコンなしで生活する筆者がおすすめする、涼しくなるアイテムと小ワザをご紹介しました。
どれか1つだけよりも、いろいろアイテムを組み合わせた方が効果的です。
ぜひ今回紹介した内容を参考に、あなたなりに暑さ対策をおこなって夏を乗り切りましょう。