この記事では、カナダでの体調不良に備えて、買っておきたい常備薬を用途別に紹介します。
日本でもそうですが、カナダ人も小さな病気や軽いケガなどは病院に行かずに市販薬で治すのがほとんど。
とはいえ、カナダに来たばかりの頃は、どの薬を買えばいいか全然分からないんですよね。私も苦労しました。
そこで、今回はカナダの家庭にある定番市販薬をお伝えします。
カナダでのくすり選びに迷っている方は、ぜひ参考にしてください!
かぜ薬(Cold and Flu Medicine)
ここでは症状別にかぜ薬を紹介します。
発熱・頭痛・関節痛などの症状
発熱や痛みといった風邪の症状にはアセトアミノフェンやイブプロフェンが有効です。生理痛にも効くので女性はぜひ覚えておいてください。
日本でも買えるTylenol(タイレノール:アセトアミノフェン)、Advil(アドヴィル:イブプロフェン)、Motrin(モートリン:イブプロフェン)が代表的です。
大手薬局のプライベートブランドは少し安いので、節約したい方におすすめ。
子ども向けには服用しやすいシロップやチュアブル錠があります。Amazon でまとめ買いすると割安&ラク。
せき・のどの痛みなどの症状
咳止めやのどの痛みには液状の薬をチョイス。有名なのはBuckley’s(バックリーズ)、BENYLIN(ベニリン)、DayQuil(デークイル)あたりです。
スーパーやドラッグストアでどれも入手可能。わが家ではずっとBuckley’sを利用しています。
この手のお薬には眠くならない昼用と睡眠を促す夜用があるので、パッケージをよく確認しましょう。
どっちか分からなかったら、「Does this medicine make me drowsy (sleepy)?」と薬局の人に聞くと確実。
アレルギー薬(抗ヒスタミン薬)
カナダでも花粉の季節は、くしゃみや鼻水、目のかゆみで苦しむ人がたくさん。
私の場合、体調を崩すと蕁麻疹がでやすいので、アレルギー薬は欠かせません。
アレルギー薬で知られているのは、REACTINE(リアクティン)、Claritin(クラリティン)そしてAllegra(アレグラ)。
それぞれ有効成分が違うのでライフスタイルや症状に合わせて選びましょう。
ちなみに眠気が出にくいのは、Claritin(クラリティン)です。
胃腸薬(整腸薬)
カナダ生活では、環境の変化からくるストレスや悩みでお腹の調子を崩しがち。胃腸薬でしっかり整えましょう。
胃もたれや胸やけ
胃もたれや胸やけを抑える薬は、英語で「Antacid 制酸薬」と呼ばれます。
カナダで人気なのはTums(タムス)、Pepto-Bismol(ペプトビスモル)、Gaviscon(ガヴィスコン)らへんです。
Pepto-Bismol(ペプトビスモル)は、ピンク色のねっとり液体です。胃の粘膜をコーティングして刺激物や酸から胃を保護します。たった3歳から飲める薬です。
下痢止め
つらい下痢の症状にすぐに効くのは、Imodium(イモディウム)です。外出先や仕事中などで急な下痢に悩まされたときに便利。
上で紹介したPepto-Bismolも下痢に効果的な、胃と腸の働きを助けてくれるお薬です。
また、下痢による脱水症状を防ぐため、経口補水液を補給することも大切です。
ただし、下痢は食中毒やウイルス感染が原因の場合もありますから、改善しなければ病院へ行きましょう。
便秘薬
便秘薬は、英語でLaxative(ラクサティブ)やStool softenerと呼ばれます。
カナダでは、RestoraLAX(レストララックス)、Colace(コーレース)Senokot(セノコット)がお馴染みです。
便秘薬は水と混ぜて飲む粉末タイプと錠剤タイプの大きく2つ。私の経験では粉末タイプの方が効き目がゆっくり。
キズ薬
カナダでキズ薬といえば、Polysporin(ポリスポリン)の一択です。
傷口への細菌感染を防ぎつつ、ケガの治りを早めてくれます。家庭の救急箱に一つあると安心。
いろいろなタイプがありますが、うちでは黒箱の「Complete」を常備しています。
虫刺され薬
カナダで虫刺され用の塗り薬といったらAfter Bite(アフターバイト)。
日本と比べて、カナダには蚊が少ないと思いますが、それでも夏場は「プ~~~ン」とあの羽音が聞こえてきます。
ハイキングやキャンプに出掛ける時はAfter Bite Outdoorは必須アイテムです。
まとめ:カナダ生活に慣れたら現地の市販薬を早めにチェック。
日本から買ってきたお薬もいずれは無くなってしまいます。
カナダの市販薬について知っておくと、いざという時に困りません。
病院に行くほどでもない体調不調の時、手元に薬があるだけで気持ちがラクになります。
新天地のカナダで、健康第一の暮らしを送るためにも、今回紹介した常備薬を早めに準備しておきましょう。
別の記事でカナダで病院へのかかり方について紹介しています。あわせてどうぞ。